「CEO AWARD 2023」受賞者に聞いた、失敗を学びに変え続けた仕事への向き合い方とは

こんにちは!採用担当です。
毎年年末に開催している Year End Party にて、2023年 CEO AWARD の表彰がありました。
CEO AWARD とは、経営として心から感謝し称えるべき人物に贈られる特別な賞です。業績が優れているだけでなく会社全体の文化や価値観に深く貢献した方へ、年間で1名のみに贈られます。

2023年受賞者の活躍を振り返ったインタビューから、受賞者が大切にしている仕事への思いが伝わる内容になっています。是非ご覧ください!

【表彰コメント- CEO 村尾より】
玉木さんは複数の課題やイニシアチブの必要性がある部署に異動し、素早く成果を上げるだけでなく、自らの役割に囚われず、会社としてのビジョンを実現するため率先して行動してくれました。
特に CS BPO Revenue チームでの貢献は大きく、この部門でマーケティングと BDR の統括を務め低迷していた SAL 数を大幅に増加させ初めての KPI 達成に大きく寄与。
プレイヤーとして携わった CS BPO プロジェクトでは、短期間でプロジェクトの問題点を洗い出し月間目標の巻き返しに大きく貢献してくれました。
卓越した成果と献身性、成果創出までのスピードは僕たち全員が模範としたい振る舞いだと思います。
献身的な努力と大きな成果に深く感謝して心からおめでとう と伝えたいです。
これからも僕たちと一緒に更なる高みを目指していってください。おめでとうございます。

成果創出の要因は失敗を学びに変えるスピード

ー改めて受賞おめでとうございます!まずは、玉木さんの2023年の役割や成果について教えてください。

 ありがとうございます。2023年は1年で様々な役割を任せていただきました。まず最初の役割は2022年末から継続していた CS BPO 事業の マネージャーとして、30名・11プロジェクトの統括でした。当時は組織の人数が一気に増えた後でしたので、大切にしたい組織カルチャーをいかに醸成・浸透させていくかをメインミッションに、お客様プロジェクトの定常的な成果創出、組織全体の売上拡大、組織状況を鑑みた採用や育成施策の検討まで総合的に携わらせていただきました。
 その後、春に大きな組織再編があり、自社プロダクトである Magic Moment Playbook の販売を担当するチームの立ち上げをお任せいただき、主に SMB 領域のインバウンドを担うインサイドセールスチームを牽引しました。以前も同プロダクトのインサイドセールスとして従事したことがありましたが、その際はエンタープライズ顧客を対象にABM(Account Based Marketing)寄りの活動でしたので、比較的属人性の高い営業活動になりがちな傾向がありました。今回は SMB領域の組織立ち上げということで、可能な限り属人化を排除し、パターンに落としていくことや、自動化を活用したオペレーションに反映していくことは個人的にも大きな挑戦でした。その後、夏からは CS BPO 事業の インサイドセールスの立ち上げとマーケティング企画を兼務いたしました。試行錯誤の連続でしたが、チームメンバーの大きな活躍もあり、CS BPO 事業ではインサイドセールス組織の立ち上げ初月にKPI達成、それ以降も成果を残し続け貢献することができました。

ー本当に様々な課題、ミッションに取り組まれた年だったのですね。ご自身では、なぜ成果を出せたと思いますか?

 短期間で様々な役割を任せていただいたことで、失敗を学びに変えながら実行に移せるスピードが早まり、結果として成果に繋げることができたと思っています。
春に担った、SMBのインサイドセールスチームの立ち上げでは、私がこれまで学んできたことを最大限に活かしたチームにしたい思いから、事前準備が膨大になり動きだしが大きく遅延したという失敗もありました。時間もリソースも限られているスタートアップという環境で、動きだしが遅れることは、その後の成果への転換や質の向上を含めて全てが遅れることに繋がります。また、入念に仮説立てし、準備をしても、活動する中で最適解も変わっていくので、時に設計したものを壊して大きく方向転換する勇気も必要であると学びました。

 その後、夏の異動で、CS BPO 事業のインサイドセールスとマーケティング組織を立ち上げた際には、前回の学びを活かし、いかに最低限の準備を整えつつ動きだしを早められるかを念頭に進めました。
まずは大枠の戦略・方向性をつくり、メンバー個別に方針や期待することを伝え、活動の中で必要になる細かなマテリアルやフォーマットはメンバーに先立って自分がプレーヤーとして活動する期間を設け、取り揃えていきました。メンバー皆が営業活動できる基礎が揃った後にリーダーを立て、ブラッシュアップをお任せしました。
今まで全部自分で作ろうとしていたものをリーダーにお任せしたことは私としても挑戦でした。
リーダーには、私のコピーのように同じことをしてほしい訳ではないので、それぞれの強みを活かしたリーダーシップをどう育んでいくかという点は難しくもあり奥深く、この1年間の大きなテーマでした。
チーム達成のために何が必要か自ら考え行動できるように見守りながら、どのようにリーダーの内にある炎を燃やし、強みが出るようにサポートできるかは、私も一緒に学ばせてもらいました。

役割に囚われていた考えが大きく変わったキッカケ

ー表彰コメントに「自らの役割に囚われない」「献身性」という言葉がありますが、心がけていることがあれば教えてください。

 そうですね。まず「献身性」ですが、私は身を捧げて尽くしているような感覚は全くなく、難しい課題に出会った際に「どうしたらこれを解決できるだろう」という好奇心で、課題解決や目標達成を自由研究的に楽しんでいる感覚なんです。それが結果的に、このような評価に繋がったのかもしません。
 次に、役割に囚われないということは、実は私の元々の性質というより、 Magic Moment に入社してから大きく変わったことだと思っています。元々の私は役割やロールに非常に囚われるタイプでした。
数年前に私より後に入社した同僚が私より先にマネージャーとして選任されたことがありました。確かに営業成果としては同僚の方が高かったですが、組織の新たな取り組みの推進・仕組み化などにおいては私の方が貢献できているという自負があったので、今まで私がやってきたことは組織にとって不要だったのだろうか、必要とされていないのではと悩んだことがあります。ですが、このまま後ろ向きな気持ちで仕事をするのも性に合わないと思い直し、マネージャーが誰であろうと、組織の成果を残すために必要なことは今まで通りに全てやりきろうと強く誓いました。時にそれが自分の役割を超えることであってもです。

ー悔しい思いの中、ポジティブに考えることができるのが素晴らしいですね。

 当時はかなりネガティブにもなりました…(笑)。転職という選択もよぎりましたが、Magic Moment に入社した理由やここで学んだ今までのことを振り返った時に、この会社で成し遂げたいことを私はまだ実現できてないと思い、ここにいるからには本気でやろうという気持ちに切り替わりました。Magic Moment の入社理由の一つとして、私が営業として感じてきた違和感や非効率をこの会社の目指す世界であれば解決できると強く感じたことが大きいです。 まずは、その世界観を志向する自社プロダクトである Magic Moment Playbook を通して、営業組織のあるべき姿を自ら体現したい思いがあります。まずは自分自身で理想としてる状態を実現しないと世の中の営業組織を変えられないですよね。
 また、私の前職は現在 Magic Moment Playbook を導入いただいているお客様でもあります。お客様と共に目指している世界が、お客様の営業組織で実現している状態を見届けないまま、Magic Moment を離れるのは信じて導入してくださったお客様に対して無責任だなという思いもあります。

チームを横断することで気付けたそれぞれの強み

ー2023年を経て感じたことや気付きはありましたか?

 2023年末にマネージャーとしてみていたインサイドセールス組織を1ヶ月限定で解散し、CS BPO のプロジェクトにサポートにいく機会がありました。その際はプレイヤーとしてサポートに駆けつけたのですが、これまで自分がマネージャーとして率いているチームで当たり前としていたことが他チームでは新しかったり、逆に他チームでは当たり前のことでも自チームで徹底できていないと気付くことができました。
中でも一番の気付きは、営業をもっとシンプルに考えてみようと思えたことです。
 当時の CS BPO のプロジェクトでは、営業未経験のメンバーや派遣社員さんもいらっしゃる組織だったので、押さえるべきポイントをシンプルにし徹底することを意識して取り組みました。決して難しいことはやっていないのですが、こんなにも成果に繋がるのだと分かり、自チームの営業でも、もっとシンプルに誰もができる方法があるのではないかという視点で活動を見直すきっかけになりました。もちろん相対するターゲットや提供する商材・サービスにより必要知識やスキルは変わるのですが、私自身が営業活動をとにかく多くを知り、多くに対応できるようにしなければならないと難しく捉えていたことに気付きました。
あとは、1プレイヤーとしてチームメンバーと一緒に一つの目標の元、同じ目線で状況を共にしながら活動できたのがすごく楽しくて、こうした環境が結構向いているのかもなと感じました(笑)

ー 今後の目標を教えてください

 今年の7月から産休をいただくのですが、妊娠による体調不良の影響が想定より大きく、勤怠もなかなか安定しない中で上司に相談し、現在はマネージャーではなく、プレイヤーとして活動しています。組織として大事なタイミングの中でも、状況を汲んで応援いただいたことには今もとても感謝しています。
 また、これまではマネージャーとしてやるべきことが多く、多方面に勉強することやスキルアップの時間が取りづらかったのですが、今は時間に余裕ができて新たなスキル開発に向けた時間を確保できるようになりました。せっかくの機会なので自分のスキル開発をしながら、勉強したことを実際に業務でアウトプットすることはもちろん、仕組みに反映することで組織全体の学びに変えていくことは一つの目標です。この機会を楽しみながら成果をあげてチームを盛り上げていきたいです!

 復帰後の目標は、現時点では予想すらつかないというのが正直なところですが、今以上に「限られた時間をどう使うか」という意識が重要になることは間違いないと思います。私は半年後の復帰を予定していますが、スタートアップである弊社にとっての6ヶ月は短くも長い期間であり、その頃には組織の状況はもちろん、私自身の状況も大きく変わっていると思います。コントロールできないことも増えると予想される中で、自分でやることやらないことの取捨選択の精度をあげることや理想と現実のバランス感覚を掴むことは一つの目標になるかもしれません。また、常にその時々の環境に適合し最善を尽くす、という仕事への向き合い方は今までと変わらず大事にし、復帰後も私ができるベストを追い続けたいなと思っています。

セールスチームのメンバーとランチを楽しむ玉木

ー玉木さんありがとうございました!
真っ直ぐに仕事に打ち込む玉木さんの視線の先には、会社の事業成長がもたらす顧客への価値が常に見えていることが良く分かりました。さあ、今年の CEO AWARD 受賞者は誰になるのでしょうか。下期も全社員で奮闘していきます!

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