はじめに
こんにちは!採用担当です。
日々の活動が事業成長に直結する環境にあるスタートアップ。そのため、マネジャー陣も組織事業運営に奔走する毎日です。今後の急成長フェーズを非連続的に実現するためにもそんな忙しい日常から離れ、八丈島で研修も兼ねて今後事業目標達成に向けてじっくり考える合宿が行われました。1泊2日の限られた時間を、朝から晩まで濃厚な議論を展開した様子をレポートします!
今回は Revenue チーム(事業開発、セールス、プロジェクトマネジャーなど)のマネジャー陣である9名が参加し、合宿に向けた事前準備を念入りに行い現地入りをしています。合宿の目的達成ができなければ帰りの飛行機で延長戦も辞さないといった様相で当日を迎えました…!
目的
・FY25に向けた、FY24End時点のゴールの合意と戦術策定
・リーダー陣がエフィカシーを獲得し、自分自身の強みを特定
なぜオフサイト?
2025年に向け、高い目標を掲げているため、現状やイマの延長線上から切り離して発想を広げることが必要でした。そのため、日常や通常業務から物理的に離れて議論することを目的に八丈島に集合。未来を手繰り寄せる発想と思考を環境からセット。
なぜリーダー陣へのマインドセット?
組織が大きくなると共に経営と執行の分離が進み、フォーカス領域が各部門やチームに委ねられ始めたフェーズにあるMagic Moment(以降 MMと記載)。現場と経営をつなぐマネジャー陣の力量が結果を決める状況に変わってきています。一方で、これまでのようにトップダウンで目標や目的を待つ姿勢があったため、現場での実行スピードに課題感がありました。
経営と執行の分離を目指すうえで、現場と経営をつなぐマネジャー陣の思考転換が急務でした。目標が高ければ高いほど、チームでやることを決めてどんどん実行し続けないと達成は難しく、情報を正しく整理し自信を持って実行するチームが求められます。
そのために、エフィカシーを獲得し明日から行動に移せるマインドセットがポイントと特定され、合宿における大きなテーマの一つとなりました。参加者はマネジャー研修を受け、事前に自己効力感や組織効力感についてインプットがある状態でのスタート。
Day 1
10:00 – 10:15 チェックイン
10:15 – 10:25 リーダーメッセージ
10:25 – 14:30 ワークショップ
14:30 – 19:00 FY24E に向けた各チーム戦略戦術共有、フィードバック
19:00 – 懇親会
7:30羽田発の飛行機で八丈島へと出発。60分ほどのフライトで八丈島に到着後、会場に選ばれた Island Office 八丈島にチェックイン。10:00からのセッション開始に向け、部屋に荷物を置き、ミーティングスペースを整えて会議室に集合。大自然に囲まれた環境にメンバー全員ソワソワを隠せません。
まず初めに、ワークショップのルールセット。
マネジャー陣ばかりとはいえ、その経験は様々。全員が意見を提示できるよう、ファシリテーターを務める渡邊さんがまとめます。
全員が「いいね!」といい、以下2つのルールが決定しました。
・相手の目を見て、最後まで聞く。そして必ずいいね、を伝えてから自分の意見を伝える。
・もし、ルールが守られていないと感じたらアウトを宣言し、止める。
ディスカッションやワークにおいて「全ての場面で全ての人から吸収できる人が成長できる」という前提に基づき、主体性を奪う不安を取り除くため、決定したルールを全員が守ることで安心して議論が進む準備が完了。
みんなとだから目標達成に向けた議論ができる。ビジネス統括島本さんからのメッセージ
合宿の目的は、2025年に向け2024年末時点のゴールと戦略策定、そのためのマインドセットであることは全員理解していますが、なぜこの目的なのかを未来視点で伝えていただきました。
業界のリーダーと認知されるに必要な売上を目指した議論を皆さんとしたい。皆さんとならできると信じているが、まだまだギャップは大きく、足元を固めながらチャレンジが必要。我々にしかできない価値を提示して、お客様を変革した結果として、売上目標を達成したいと考えています。我々が認知された状態とは、営業の在り方が変わるという世界観が実現されていること。
皆さんは営業の在り方を変えたいと思ってここまで一緒に戦ってきているので、大きな目標に向かい今期、来期をどうしていくのかを考えたい。短期的な達成を積み上げながら事業を加速することで、事業目標を達成しましょう。そのためにもここにいるメンバーが鍵となり、ケイパビリティを広げたいと思っています。
現在地と目標とのギャップを知り、来週から走り出すため、やりきりましょう。
リーダーの行動・意識が目標達成を実現する鍵になる
高い事業目標達成には会社の戦略に沿って各チームで戦術を練りアクションに落とし込むことも必要ですが、そのために必要なマインドセットを得ることも今回合宿の大きな目的の一つ。
コーチングスキルを持つ渡邊さんが入念な事前準備を重ね、セッションを開始。
マネジャーとしてチームをリードするときに重要な考え方やメンバーとの対話まで幅広く全員の意見を取り込みながら、渡邊さんファシリテートのもとディスカッション。明日からリーダーとして行動を変えるには、という視点で議論が深まります。
全てを紹介するとどれだけページがあっても足りないので(笑)、抜粋してお届けします。
1.フィードフォワードに事象を捉える
Core Value の一つに TRUE OPENNESS があり、”フィードバック”を獲りに行くことを大切にするカルチャーがありますが、今回注目したいのは “フィードフォワード”という思考法。目標に対して結果を振り返るだけでなく、どうすれば高い目標を実現できるか、未来に向かい考えること。TRUE CHANGE という Core Value でも未来に向かい変革の意思を持つことも定義されているので、改めて Core Value についても各個人の捉え方にも触れていました。
2.自己効力(エフィカシー)を高める
これまで経験から得た強みや得意と思う領域を共有し、客観的な強みを得ることで、無意識に没頭できることや特性はなにかを理解し、自分自身が「できること」を信じられるように。設定した目標に対して、強みや得意を織り交ぜることで、責任をもち自信を持ち実行します。苦手があると実行まで遠いですよね。だからこそ、エフィカシーを高めることで、高い目標に向かいやすくなるんです。
ワークで各自の強みや得意を共有するときに「意外性がないよね」と話されていたことが、普段からメンバーと深い関係で仕事をしていることの現れだなと感じました。
3.どうやってチームに還元するか
事業経営や組織戦略に関する情報をチームに伝達する責任がありますが、そこに熱量がないとメンバーには浸透せず、意思が伝わりきらない難しさも各自課題として出てきました。
これまでのセッションを通じ、メンバーの強みや目標に関連付け、その線上で語らないと目標は会社の目標のまま、自分ごとにはならないことがわかってきました。リーダーとしてどのように伝えるか各チームやメンバー特性を理解し、どんなチームにしたいかまで話が膨らみます。
最後に、明日からチームやメンバーに伝播する役割を総括する際に、ゴールは事業目標達成に向かうことなので大事なことはなんだろうかと問いかけると、パーパスやカルチャー、エンゲージメントという日頃から私達が大事にする言葉が自然と出るのが MM らしいなと感じました。
ランチタイムでしっかり午後の議論に向けて充電
ミーティングスペース横にあるデッキでランチをいただきます。お天気にも恵まれてピクニック気分でリフレッシュ。
カルチャーを軸にチームを活かす戦術を徹底議論
午後は全社戦略や経営視点のセッション。日々、目の前の目標やチーム運営に集中するメンバーも一つ視座を上げて、事業経営視点を加えてマネジャーに求められる役割について議論します。
それぞれの「マネジャー」像や、日々チームマネジメントの不安を語る中で、印象的だったポイントをご紹介させてください。
・事業存続の厳しさと未来に向かう上でカルチャーが大事
・Core Value は MM の中核である価値観でありゴールに向けた指針。その行動指針をもとにどんなセールスチームであれば、どんなカルチャーを持つことが理想なのか
・マネジャーは経営陣の言葉を伝えきる責任であり役割がある。どうやって伝えるかはHowでしかない。
その後、各チーム単位に分かれ、午前中に共有された目標に対して翌営業日から何をするかという計画について練り直し、最終発表に向けて準備を進めます。
目標に対してのマインドセット、マネジャーとしてチームに戦術だけでなく会社の意思を伝えきる責任も伴うため、各チームからのフィードバックも得ながらブラッシュアップ。
Day 1 お疲れ様でした!!乾杯!
午前から続いた議論の興奮冷めやらぬ中、リラックスした時間も MM の未来や将来についても話は弾みます。プライベートの話も含め、普段は見えない顔もうかがい知ることができ、より一層一緒にビジネスを推進するメンバーの人柄理解が深まる機会に。
余談ですが、サウナ部メンバーはサウナも楽しんだようです(写真は割愛)。
Day 2
10:00 – 13:10 Day 1で得たフィードバックを各チームごとブラッシュアップし、内容を確定
13:10 – 13:30 チェックアウト
心地よい目覚めとともに、ゴールに向けた最終議論
雄大な自然を目の前に、心地よい目覚め。しっかり朝食もいただきチェックアウトギリギリまで議論を深めます。
各ビジネスセクション単位で計画をまとめていくため、グループ単位での作業が中心となります。
現在、MM では、セールスチームが業種業態やプロジェクト単位に特化する形で3チーム、アップセル専門チームが1つの合計4チームで事業成長の角度を高めています。(詳しくは島本さんのインタビュー記事でご覧ください)
明日からより早く事業成長の高みに挑めるよう各チームの行動計画を全員で聞き、チームメンバーを含めてマーケティングチームや関連部門への展開する情報・戦略をまとめきります。
いよいよ、チェックアウトの時間
2日間のセッションを通し、全員が高い目標に対して「やれる気がしてきた」と疲れも見せずに前を見据える姿勢がありました。ビジネス部門を統括する島本さんからは、「自分ひとりで考えていたことが、全員の考えや意見でチームとしての言葉になり、解像度があがった。無謀な目標ではなく、みんなとなら自信を持ちやれると確信できた。経営としてもきちんとその実行をサポートできるようにする」と語りました。
チームや組織の枠を超えてビジネス部門として考えることでミッションを深く理解することができたと語るメンバーも。
最後に、「経営層が描いている世界を参加者が解像度高く持つことができたことが収穫。目指す世界を明日からの具体施策でつなぎ、やるべきことを実行しきることで、目標達成・事業成長につなげるということ」と今回準備・ファシリテーターを担当した渡邊さんが締めて合宿終了。
日常業務をメンバーに任せ、合宿で集中的に議論した結果を成果として表すための覚悟を問うメッセージともなりました。
会場は Island & Office 八丈島を利用させていただきました。 心地よい鳥の鳴き声や自然の風を感じ取ることのできる素晴らしい環境でした。サウナも利用し心身リフレッシュしたメンバーも・・!
お疲れ様でした!
Magic Moment をより知りたい方は、カジュアルにお話をいたしましょう!
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